アベンヌウォーター物語―南仏ピエールファーブル社の自然派ビジネス
単行本 – 1994/3/1
相当古い本ですね。今2021年だから27年も前の本。
アベンヌウォーター物語。私はアベンヌ愛用者なので気になって手にした本。(偶然)
アベンヌ化粧品がピエールファーブルという会社で作っていることそのピエールファーブルは薬局であること、まるで知らなかった。
(関心がそれほどなかったというか。。。)
そしてその会社が資生堂との合弁会社を作っていたり(JV)・・・なども知らなかった。
アベンヌウォーターについては、ピエールファーブルなしには語れないし、ピエールファーブルが南仏マインドを大切にしている会社であって、創設者のピエールファーブル氏の話も大切なのは理解した。
だけどアベンヌの情報が半分くらいいかないとでてこなくて歯がゆかった。
最初は資生堂との共通項などを無理やりくっつけた感じやこねくり回した感じ、そしてピエールファーブルがどういう経歴なのか、(会社・社長ともに)で本の半分くらい。
南フランスという土地について、(この辺はピーターメイル氏の本をよむともっと理解が深まると思う。この本の中でも紹介されていた。私は全部よみました~ずいぶん前だけど。
そして、南フランスは実際にいってみるのが一番。私はガソリンスタンドみたいな形式でワインをどぼどぼつぐやつが気に入ったし、外でごはんを食べるのも、ピクニックをするのも、普通に馬がそこらへんにいるのもとても気に入ったけど、アジア人はとてもじゃないけど入っていけない雰囲気。。。ましてや移住となると相当の根性が必要だと思う。
そしてピーターメイルも一生はそこにいないでイギリスに帰っちゃった! 素敵なところにはたまにいくのがいいのかも・・・)と、思ってちゃんとしらべようと思っていまチェックしたら、メイル氏は2018年に亡くなられたと。南フランスで!!! 南フランスで!!! 戻られていたのですね!!!
さてさて。ざっくり南フランスっていってもいろんなところがあるのだけど、ピエールファーブルのあるのはトゥールーズ空港から15分くらい車で走ったところらしい。
検索していたら、トゥールーズに日本庭園発見。日本庭園って世界のあちこちにある。すごいと思う。
さて、資生堂の話がようやく終わって、ピエールファーブルがどれだけすごいのかという話がやっと終わったところでようやくアベンヌという温泉地の話がでてくる。読み進めていくとタラソテラピーのこともでてくる。アベンヌは日本みたいな「ホット」スプリングではなく、温度は26度。ぬる湯ですね。だから、日本の温泉とはずいぶんイメージが違う。
90年代、飛行機にのると、意識高い((!))人はミストを顔によくふきかけているのをみたけどあれがアベンヌだったのではないかと思います。細かい霧状のミストです。乾燥した肌に気持ちいい。
同じように日本でもできないものかと思い、調べると結構今はみつけられる。
温泉水、俄然興味出てきた! だけどなんだろう。アベンヌの気高さ、気品。冷たい温泉だからかしら。(千葉の温泉も冷たいし、福島にもたしかぬるいお湯があったと思うけど)
そうでした。本の話だった。
そして、アベンヌの売り上げは世界規模、倍、倍と上げていきましたとさ、で終わっている94年の本。今はどうなんだろう。ライバルもあちこち出現しているし。だけど、粛々と売ってるし、私も買ってる。
すごい面白いからみんな読んで! ってほど、すごいお勧めの本ではないですが、なんとなく勢いで読みました。アベンヌに興味あったらネットで十分な気もする。なにせ情報ふるいからね・・・
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