コロナの間、不要不急でない場合は外出するなとか行動制限があった。
はて。私の仕事は不要不急でないほうの仕事なのか?否か。
そりゃ、どっちかというと、ぜいたく品寄りな商材(精油)だし、衣食住にかかわるものが最優先だとすると、二の次さんの次にまわされてしまうかもしれない。しれない・・・しれない・・・
だから、「でない」ほうのカテゴリーかなと思っていたけどそれは違っていたようだ。
この「でない」ほうの「香り」がコロナの間売り上げを伸ばしていたと。なぜか?
ちょっと想像してほしいんだけど・・・まったくの灰色の世界。何たべても味もにおいもないとか・・・喜びが感じられない、味気のないドリンクとか・・・毎日毎日そういった砂をたべるような生活だったら人は簡単に病む。香りは彩をそえて、生きる証となり、心をうきうきさせたり、落ち着かせたりする(人に変化を与える)
こんな大切なものが「でない」ほうなはずがない。
で、胸を張って、香りといまいちど向き合うことにきめてSense Of Wonder 調香学校を開校した。(タイミングとかいろいろなことが重なった)
なのだけど・・・Sense Of Wonder 調香学校がいったいどんなことを社会的に解決しているのかがいまいち見えないといわれ。本来の意味はすごくある。私の知り合いが「自分の好きがわからないから、香りも何がすきでどうやって作ったらいいかまったくわからない」といわれたとき衝撃をうけたから。
嗅覚は脳と直結していて、いろいろなフィルターを通してないので好き嫌いがわりとはっきり浮かび出る。それはその香りを嗅いだ時の人の顔をみていればすぐわかる。
なのに、彼女は自分の好きがわからないから香りが選べないといった。そんなことがあるのか!!! と驚いた。
いろいろ話をきいていくと、メンタルにも関係していて単純な話ではなかった。
自分の好きを探すには、少し練習がいる。自分にしている蓋をあける必要があるのだ。好きって感じてもいいんだ、我慢しなくていいんだ、譲らなくていいんだということ。
それは安心感を伴わないとできない。緊張していると、蓋なんか空くはずがない。
目をつぶって。香りを嗅いで。好きかわからないなら、どちらでもないという判断でもいい。とにかく、自分を優先してみるのが最初にやることで、誰に気を使う必要もない。
そこから香を探していく。
明日、ワークショップ「こより香」を行います。これはFRANでの樹脂活動の一環。
オリジナルの香りを作る、とか 色をつける、というのは結構慣れてないとムズカシイかなと思いつつ、いろいろチョイスをするワークショップになっています。人がきめたものをすいすいっとやるのは簡単だけど、自分で選んでいく、せっかくだからいいものを作りたいと考えるとハードルがあがる。
なんだけど、ここは直観で。正解がないのだから自由にできたらいいなと思う。
正解なんて本当はないんだと思う。
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