シナモンの話

スリランカではシナモンで生計をたてている人がたくさんいる。

そこらかしこシナモンがある。そして、セイロンシナモンとして非常にプライドをもって生産し、出荷をしていて、価格も安くはない。精油もとっている。

この前の旅行で、一緒に過ごしていたインドのガジュさんと奥さんにインドでのシナモンについてきいてみた。そしたら、スリランカと南インドのチェンライは飛行機でたった45分でつくような距離だというのに、シナモンへの思いがまったく違っていて興味深かった。

ガジュさんは、基本的には、インドで流通させている「シナモン」は、シナモンカシアといって、セイロンシナモンとは種類の違う、ベトナム産をつかっているらしい。ガジュさん奥さんいわく、セイロンシナモンは「甘い」んだそう。たしかにそうだ。

だけど、セイロンサイドは、「そのカシアとうちのセイロンシナモンを一緒にしないでくれ!」というような感じ。

そのシナモンをあつかっている業者さんに、いろんなグレードがあるけど、何がちがうのか教えてくださいといったらわかりやすいざっくりとした回答が得られました。

スタート時点では一緒ということ。

シナモンを切って、成形してくれる人のところにもっていく。そして、表側の皮をまずごりごりする。そのあと皮をつるりとむくために、しごく。皮と本体の木の部分に空間ができたら、切れ込みをいれていっきに皮をむく。そうすると、皮がつるりとむける。

そのあと、シナモンの木はお役御免で(何回もはむけないらしい)すててるんですと。

熱帯の国なので、年中植物は生い茂っていて、いつがシーズンということもなく年がら年中やっている。

オーガニックか否かというのは、認定をうけているのかいないのかの違い。(つまり、オーガニックっていってうってるのは、認定料が加算されている)

ときどき成長を早めるための肥料をつかうことがあるらしくて、これを嫌うお客さんもいるので、そこのところ、区別してるという話も別の筋からきいた。

そのあと、細めに美しく巻かれたものが高級品として海外に出荷される。(細めで美しくまかれたというだけの違いで太めでざっくり巻かれたものと品質に差があるわけではないみたい)ただ、太めで巻かれたものは皮がこわれやすかったりする。(私はわざと壊して使うことが多いので太いほうが好き。コーヒーをくるくるまわすだけためのシナモンなんてもったいなさすぎ~)

ということで、実際に現場の動画を御覧ください

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