時系列ではなく印象に強かったことをかいていこうと思います。

スリランカ。

とにかくテロのことがあって、行く前に本当にいっていいのか?悪いのか? 情報を毎日とっていました。主に大使館とfacebookでつながっているリアルスリランカ在住者の情報です。

いちどは、いくのやめて、デリーでおりようか? とか(デリー経由だったので)そんな話もしたのですが、デリーは何もしらなさすぎ、知り合いもいないし、とくにすごい興味があっていかねばならぬ! 的なところでもなく、散々なやんだあげくにやはりキャンディの結婚式に参列することにしました。

スリランカ人は、「このさなかによくきたな」的な感じでした。
いっくらキャンペーンがんばってもテロ1週間でほいほい行く人はそうそういません。

たままた、一緒の飛行機だった、一人旅のかたがいて、乗り換えのときに不安そうで、(私達も不安そうだった)じゃあ、一緒にいきましょう、的な感じでいろいろどこからきたのか? とかどこへいくのか? などの話をしました。

もうさ、チケットはテロ前にとっちゃったわけだし、きちゃったよ、って。そのかた。おそらくご家族は心配だったでしょうに・・・まあ、私達も同じです。

今回、私は結婚式をする新郎のほうと知り合いで、新郎のおじさんにあたる人が日本で仕事をしていたことがあり、日本語ができるかたで(そのおじさんのお嬢さんも日本の大学いっていたのでペラッペラです)そこで話したことが印象的でした。

スリランカ人は、長く内戦を体験してきて、どうしたらいいのかということがわかっている。だけど、外国人は当然わかってないし、緊張するし、旅行をとりやめても無理もない。とにかく安全な旅をして、そして、また、この状況がクリアになったら、またきてほしいといわれました。

スリランカは地元の言葉があるのだけど、英語がほぼ通じるので、英語でなんとなくやりすごしてしまって、うっかりアリガトウとかこんにちは、とかそんな簡単な挨拶すら現地のことばでできないじゃないか! と旅行の後半戦でやっとそのことに気がついた。

飛行機のなかでなんどもアユボワンということばを聞くのでこれが最初に接するスリランカ語だと思う。your welcome の意味なんだけど、もっと汎用性がひろい感じがする。
とくに女性がアユボワンっていうとなんともかわいらしく、ほんわかとした感じがただよう。

まあ、とにかくいってしまったのだ。子供と夫ひきつれてスリランカに。

元気だったら楽しくできた旅が・・・

30日の出国で、私、どこかでインフルエンザをもらったみたいで・・・。
おそらく飛行機のなかではないかと帰国してからかかった日本のお医者さんは推測する。

2日よるから体がどんどんだるくなってくる。これはきっと車が冷えていてクーラーにあたあったから風邪ひいちゃったんだとそのときは思っていた。(喉が痛かった)

3日朝、私、朝ごはんたべられないくらいだるいの・・・結婚式の当日なのに・・・。
だけどこのためにきたんだし、いちを頑張って参列。

はやり寒い。ホテルのなか逃げ場がないくらい寒い。だからトイレにこもったり、ベランダにでたりしてやりすごした。何も食べられない。

なのでちょっと早めに失礼する。笑えない、完全に笑顔がきえてる自分。本当に申し訳ない。

そのよるは、ホテルでルームサービスをとってアナゴと子供は食事をおえた。私はずっとベットの中。ひどい熱。

翌日、4日午前中はアナゴと子供はホテルのプールでずっと遊んでいた。
私はベット。

もーーー何しにきたんだか・・・でも本当にめちゃめちゃだるい。(このときはインフルエンザにかかってるとはつゆ知らず)

午後四時くらいに迎えの車がホテルにいくからそれにのってねーーって新郎から連絡があって、儀式が続くんだなと思い、車にのる。しんどい。本当にしんどい。ありえない・・・

(このとき子供はまだ元気。アナゴも大丈夫。だけどこどもは罹患してた)

新郎の家まで、いわゆる、結婚しました! という車にのって、めでたい空気の感じで走っていく。ジャングルの中を。

で、ナツメグとかバナナとか南国チックな木々のなかに新郎の家はある。

そこで、宴会。。。が、私、このときもひどい熱で、結局、解熱剤をもらって、ずっとよこになっていた。ここ、いちばん楽しむところなのに・・・。

アナゴは男同士の飲み会みたいのに連れて行かれて、残された子供は・・・よくわからない。何していたのかしら。アナゴも不思議がっている。元気なときなら、私これが、望みでえんやこらと子供をここにつれてきたんだよなーなんてのんきに思ってるところ。
スリランカの子どもたちとコミュニケーションは英語のみで、一緒にあそべたらいいのに!!って。おりがみとか日本のお菓子ももってきた。。。もってきたのに、ホテルに忘れた・・・(熱でてなかったらもうちょっと気が利いたはず・・・はずだけど、もう後の祭り)

宴会はまだまだ続きそうだけど私が体調悪すぎで、早めに失礼する。たしか10時すぎくらい。

翌日・・・。翌日・・・5月5日。朝はやく・・・子供触るとすっごく熱い。ひゃーーーーん。うつっちゃった!!!

半端ない暑さ。しかもこの日は、スパイスやさんからランチのご招待を受けていて、再度ジャングルにいく予定。そしてジャングルのランチが終わったら、コロンボまで戻る予定・・・(キャンディからコロンボまで3,4時間かかるので前日に移動し、翌日の午後のフライトにひかえようという作戦だった)

でもこの熱。こどもたえられるのか・・・。ぐったりしちゃってて、みるからにだめ。

帰るの優先で、スリランカのお医者さんにきてもらう。
こんなに高熱なのに熱をはからない不思議。ベロみて、お腹おして・・・
まあ、熱なので、解熱剤とこのあと咳がでるかもしれないので咳止め。

先生? このあと、コロンボまで車でいくんですけど大丈夫ですかね?
「ノープロブレム」(まじっすか・・・)

そしてもっと悪いことに、その翌日は飛行機のって帰るんです。。。
「ところでどこの国の出身なの?」(いま聞く???に。日本ですけど何か!?)

とにかく、解熱剤を処方されて、フルーツをたべさせてから飲ませた。

だけどいまいちきいてない。

きいてないけどもうゆっくりしてる時間がなくて、本当に可愛そうなんだけど・・・私もかったるいんだけど2日間熱を放出して3日めはややゆるやかになってきてる感じ・・・予定を予定どおり行って(子供は寝かせてもらったりして要所要所休んでいたけど)コロンボについたのは11時ごろ・・・本当にごめんね。こんなことになっちゃって。

ってか、、、、明日本当に飛行機大丈夫なんだろうかね????

コロンボでは、テロのあったシャングリラから歩いて7分くらいのTAJホテルにとまった。
いつもなら、テンションあげて、プールだなんだ! ってやるところだけど、子供があんまりにもぐったりで私も悲しくなって遊べない。

(というか、自分もまだぜんぜん体調もどってなくてだめでした)

アナゴだけカジノにいく。せっかくきたんだからね!! みんないくっていってるしいってきな!!! っていって。

私と子供はホテルの部屋に残ってやれ氷まくらよこせだの、いろんなことをお願いしていた。

こんな立派なホテルで氷枕がないとかいうから冗談でしょ? と思って、一生懸命説明してやっともってきてもらう。

とにかく熱を下げたい一心で。だけど下がらない。

下がらないんだけど、帰らなくちゃーで、翌日、午前中には出立。

朝ごはんとかついてたのに、私も食欲ないしこどもなんか会場にすらこれないし、アナゴもはつらつOKってわけでなく変な咳してるし・・・ってことで、ホテルはさっぱりたのしめずに、おさらば。おさらばする前に、去年お世話になったEDBに挨拶しにいくチャンスがあったので、顔を出す。

ビジネスになりそうなことを考えて何かやりたいんだけど、もーーーーほんと、熱とかったるさとで何言ってるのか自分でもよくわからない。スパイスの精油をおすすめされたけど・・・知ってます。本当によい香りです。産地の精油は香りがつよくて最高です。

だけど、今は熱さげてくれ~状態。すみません。

車だしてもらってなんとか空港につき、なんかしらんがポーターさんがついてきて(たのんでないのに! 通常だったら私すぐ、いらないっおっぱらうのに、気がつくの遅かった)一人100ルピーくださいってシャツにかいてるのに、1000円くれって要求するから冗談は顔だけにしてくださいっていって500ルピー渡す。もちろんお釣りなんかよこしません。

空港でリバース1回。子供。もともと不安だったみたいでお守りように袋を所望していた。goodjob。でもますます不安になる。だめかも・・・どうする、どうする・・・

とりあえず、バンダラナイケからデリーまでのフライトはなんとかとぶ。

次、デリーから成田。いけるか? いけるか?

あんまりにもぐったりしていて、もしかしてせきがあいてたら寝ながら帰れるかしら・・・と今日のこみぐあいなどを尋ねる。JAL。そしたら、あれよあれよで医療チームがきて熱をはかり・・・こりゃ無理ですね、飛行機は・・・あっちで点滴うちましょう・・・となり・・・(離陸5分前)アナゴだけ・・・先帰ってってお願いする。

ここで二人しておろおろしてても金だけかかるし、成田で荷物をうけとる人もいない。駐車場も延長になっちゃうし(妙に冷静な自分)

アナゴもわりと冷静。そしたら、プラグのさしこみと充電器をってくれた。これなかったら困ってたなーー。

だけど、着替えとかは何もなくて困った。困ったし、カードのPINをここにきて何度もきかれるのだけど、私が思っていた番号でさっきマカダミアナッツやさんでエラーが2回でてるからカードロックされたら怖いからつかいたくないなーと思って、サインでなんとかならないかときいていた。子供は車椅子にのっかって、医務室に担ぎ込まれ、すぐさま点滴。これがいたかったみたいで、通常注射なんかでも泣かない子なのにないてる。

それをみて、JALのインドスタッフがあれこれあれこれ心配してお菓子をかってくれたり、大丈夫だ大丈夫だっていってくれる。(泣ける・・・)

医者はいろいろ質問を私にする。インドの医者の英語がわかりにくくて、JAlスタッフに通訳たのむも、JALスタッフもよくよく考えたら英語だからいったい何を通訳してもらっていたのかしらね?私。

と、現場は相当混乱。でもどうやらここでとまらないといけないということになり・・・どこかにいくことに。。。

どこか・・・

VISAがなくてもなんとかなるだろう、ホリデーエキスプレスという恐ろしいデリーの空港内ホテルに。。。連れて行かれる。

(気になる方検索してみてください。おっそろしいほど評価1が並んでるから)

そこがいくらなのかもわからない。
がチンと鍵をしめられると、窓1つなく幽閉感たっぷり。怖い。。。なにここ。

子供は点滴うったわりにさっぱり熱がさがらないでうなされてる。

食事はここでできます、10%ひきですとかいってたけどあれ嘘だったと思う。1回たべたけどふつうに取られた。サンドイッチとレモンティーで2000円くらい・・・。

気になるお値段、お宿・・・300ドル。怖い・・・何ここ・・・

とにかく、ノーチョイスだったから仕方ないっちゃーしかたないんだけどボッタクリだよこれ!!!

それでウンウンうなってる子供とふたりきりで・・・テレビもつかないし(つけかたわかんなかった)マグカップも1つわれてるし・・・シャワーもお湯がうまくでないし・・・文句つけたらきりがない。

JALのお姉さんが、これ私の番号だからねっておいていってくれた番号があって本当にたすかった。彼女の優しさがものすごく染みました。薬のあげかた、そのときはわかったつもりだったけどよくわかんなくなって確認のためwhatAPPでお姉さんに(多分勤務終了してる)連絡したらすぐお返事をくれた。私、誰かが困ってるときにこんなふうにやさしくできるだろうか。

そういえば、インドルピーを現金でもっていなくて、点滴代が払えず、ドルをもって換金所でうろうろとしていたら、親切な人が(たぶんインドの人)両替をしてくれた。
両替商のところでは私は両替ができず(何かもっている書類がたりなくて)どうしよう、ってなったら、じゃあ自分が現金でとりかえてくれると名乗り出てくれた。JALの人があなた、ドル必要なの? ってきいたら、いや~全然必要じゃないけど、困ってるみたいだから助けたいと思ってね、なんてさらっというのよ。この人。泣ける・・・本当に困ってる人がいてこんなふうにさらっと親切にできるだろうか。私・・・ほんとうにありがとうありがとう。100回ありがとういってもたりないくらい。

で、なんとか支払いはできたみたい。

気になるのは薬代を100ルピーしかはらってない気がするのだ。

どさくさに紛れて。100しか渡してないような・・・


***

アナゴ、心配だったみたいで、JALの機内でつかえるWi-Fiを購入したらしい。なのでしばしラインでチャット。いったいどうなったのか簡単に説明して、駐車場のレシートの写真を送る。

あとは関係各所に連絡したりして・・・気がついたら1時だか2時くらいになっていた。
つかれたなーーーと思って横になる。あっつい子供のとなりで。

明け方目が覚める。なんだか異様に不安感に襲われる。
おちつけ、おちつけ自分。。。

明日帰れなかったら・・・なんてことをかんがえちゃいかん。ぜったい帰るのだ。帰るのだ。

子供が薬を拒否する。とても苦い薬で口の中でさーっととけちゃうらしい。

だけどそんなこといってる場合ではないのだ・・・チャットをしていて友人にジュースに混ぜたらどうか?と提案してもらい、早速マンゴージュースに溶かす。そしたらのんだ!これいいかも。飛行機でるまでに2回、フルーツをたべさせてそのあと薬、というのをやって、なんとか熱を無理やりさげて、飛行機にのせてもらった!! JALありがとうございます。JALでなかったらのせてくれないチケットだったかもしれない。ありがたやありがたや。。。

夜の便だったので、寝っぱなしで帰ってきた感じ。気がついたら朝ごはんが配られていて(おにぎりだった)ああ、成田にかえってきたなあと。。。いう塩梅。アナゴが迎えにきてくれていて、子供がてくてく歩いているのをみて驚く。おや! 歩いてる! (でもこれはつかの間のことだった。このあとまた熱あがった)

一旦実家にかえって猫を迎えにいって、帰宅。

昼くらいについたから、その足で病院にいきたかったのだけど、こどもも私もヘロヘロでバタンキューと寝てしまい、その日は病院にいけず。(8日)

9日朝、よろよろと・・・やっとこさ病院にいくことができた。

顔みて熱はかって、すぐさまインフルの検査。それとついでに溶連菌もやってみよう! っていってすぐチェック。

あんたたちは怪しいから隔離部屋ね・・・・と隔離部屋にいく。

呼ばれてもういちど先生のところにいくと、はいでました。インフルも溶連菌も両方でてるわよ!! って。先生面白そうに私の話をきく。こんななのに、一緒にいた人はなってないの? って。ええ。。。日本人のわれわれだけです、熱だ咳だってなってるの・・・
まあ。。。強いわねえ。免疫があるのねえ、スリランカもインドも! ってびっくりしている様子。(すみません、その後スリランカチームは高熱にうなされたと連絡きました・・・)

私は熱はもう終わっているので、咳の薬だけだしますねーってことで抗生物質とたんを切るくすりなど6つぶほど(1回)処方される。

これがなんていういか・・・この薬のせいでひどいdepressionを感じるようになる。うつ状態。寂しい、不安が襲ってくる。食欲がまったくない。口がやたら乾く。眠れない、もしくは寝てばっかり、みたいな。あきらかにおかしい。

それをいつものチャットグループの友人に相談すると、そりゃーー。熱であちこちよわって免疫力下がっている状態で、腸内の菌が死んじゃってるよ? 腸と脳はつながってるんだから、メンタルやられても無理はないよ。まずはお腹にいい菌を! って。

そのあと、生薬専門のIさんともチャット。とにかく、体の熱を外にだすのが大事なのですいかをたべるようにって。なので今日はすいかをかってきました。

薬をのむためにちょっとリンゴをかじって、薬をのむためにサンドイッチをかじって・・・、夜は子供が腹減ったいうので自分はさっぱり腹減らないんだけどとりあえず作って・・・という感じだった。

すいかを3切れたべて、なんかすこし元気になったような気がする。Iさんいわく、いろんなものがダメージをうけてしまっているので、すいかで炎症を消して潤いを回復したらだいぶメンタルもよくなるだろうとのこと。

ビフィズス菌も大事。腸内環境をあまくみてはいけません。

本当に今すいかパワーでちょっと戻ってきたけど、ここ数日何見ても面白くなくて、寂しくて不安でしょうがなかったのだから!! ご飯ですらいらない~みたいな感じで。

だらだら買きましたが、異常事態発生していたのでこういう事情で出荷も遅くなっちゃってしまって、ほんとうに申し訳ないです。徐々に挽回しています。

あ~この寂しさ、切なさみたいの昔体験したな~なんだっけかな~と思ったら、大学にいくことになって、はじめて親元を離れたときのあの日の夜だと思い出しました。
本当に寂しかった。家族の形態って生き物のようにどんどんかわっていくものなのだから、またあの寂しさを体験する日がくるのかも、とかいずれ一人になるのかも、とか考えたらいたたまれないくらい寂しくなったのです。(っていいながら、母をひとり暮らしさせている不義理です・・・)

子供もやがておおきくなっていつまでも私達のもとにはいないだろうし、一人っ子だし、とか考えたらとりとめもない寂しさに襲われたのでした。

あと小さい子を巻き込む交通事故が立て続けにあって、それをニュースでみていて悲しくなったというのもある。残された人が本当にいたたまれない。なくなった人ももちろんのこと。ちょっとその家族のことを想像しただけで辛くなっていました。

とにかく、今は自分の体調戻すことに集中して、やることをやっていきます。




   








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