本紹介:神は私に薬草と奇跡をさずけた/モーリス・メッセゲ著 高山林太郎訳



この本の翻訳をされたフランスのエスプリをたっぷりときかせられる高山先生はもうこの世にいない。
そしてメッセゲさんは? メッセゲさんも昨年(2017年)にお亡くなりになられたとのこと。ひとつの時代が終わった感じです。

高山先生の持ちネタで私が大好きだったものの一つ。
これはメッセゲさんでなくて、ジャンバルネさんなのですが、
ジャンバルネさんはもう一世代前のかたで、孫娘にあたるかたと面会をしたことがあるそうです。

バルネさんの逸話ってアロマテラピー界でこんなふうに語り継がれています。
「研究中のやけどに、そこにたまたまあった、ラベンダーオイルをわっとかけたら、瞬く間に治った」的な・・・

そんなわけないだろーとうっすら怪しんでいた林太郎先生。バルネの孫娘さんに実際はどうだったのかきいたら病院いったらしいわよーみたいな話。

でも私がネタとして最強に楽しかったのはその話ではなくて...
後日談として、日本にかえってきて、とある会社の代表のMさんにあったとき、この話を披露したところ、Mさんの質問「高山先生、その、バルネの孫娘さんって男性ですか? 女性ですか?」って聞くんですよ、と(((ww

で、「さあ、私もパンツのなかを確認したわけではないので、はっきりは申し上げられませんが、孫娘っていうことは女性なんじゃないでしょうかねえ・・・((しみじみ」

とお答えしました、というネタ! これでビール3杯のめました。面白くて!

あ、バルネでなくメッセゲさんの話だった。

やっとこの本読み終わりました。

前半、なぜ薬草治療家になったのか? 親影響について
中盤、いろんな著名人を治療した話
後半、裁判裁判(医療資格をもたないメッセゲが治療的なことをしたからということらしい)裁判祭り。

本を通してわかるのは、このかたは、平たんな道を通っていない。だけど信念を曲げずに自分の道を歩いたのだなあ・・・と思ったのでした。

(一瞬、医療資格とっちゃたほうが楽だったんじゃないか? とも思たけど・・・)

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