とても複雑な気持ちになる映画だった。戦争や文革があったという複雑な時代背景があったことを念頭にいれつつ・・・
昔の男で自分の生んだ長男の父親が、台湾から上海に帰ってくる。(複雑な事情の元、上海から台湾へわたり、二人は生き別れ。子どもを身ごもっていたユィアーは上海で苦労の上、別の男と結婚して子どもをもうけ、苦労はしつつも自分の家庭を築いていた。
そこへひょっこり昔の男が帰ってくる。
そりゃあね。若い頃の思い出があるから一瞬きゅんとしちゃうけど、上海であとから結婚した男がとんでもなく悪い奴だったら、さっさと台湾にいっちゃえ! って思うけど、、、これがいい人なんだ。
お客様のために(女房の昔の男)のために普段なら買わないカニをたべようといって一番大きいのをかってきちゃったり・・・
三人で食事していて、台湾に戻るのがあと2日後になったときにも、上海男が体調を悪くしてしまったので、 ユィアーがあなたをおいていけない、というと、いいのだ、私はもう十分生きたから、二人は台湾にいきなさい、って勧めちゃう。(本心ではないと思うのだけど)
そういう行きつ戻りつの人間模様のなかで重要な役割を果たすのが、映画のタイトルにもなっている「食卓」。そう。食卓でご飯を食べながら織り成す人間模様。
これを深夜に一人ぽっちでリビングで見る私。
コメント
コメントを投稿