写真。 アルテアロマティカさまより (AOF 前のラベルのハイドロたち) |
これがなかなか難しい。
いちばんわかりやすいのは、自分がこの目ですべてを見ているみかん花のこと。
花は5月中旬ごろさいて、そのときに花をつみ、蒸留にかける。
一番新しいのは6月もので、古いのは5月のもの。これまた環境によるので、熊本だったらもうちょっと早く新ものがでてくるかもしれない。小田原はGWだとまだ花がさかない。
※今年のみかん花蒸留ワークショップの日程きまりました。2013年5月18日(土)です。
モロッコからくる(フランスをいっかい経由します)AOFのネロリハイドロも、まあだいたい同じ時期にとるんだけど、フランスのサプライヤーがそれをリリースするのは夏が終わってから。(香りが落ち着いてから)なので、その年のものは、だいたい秋口でてくる。
ローズ。イランからくるローズはだいたい花が5月末くらいで、蒸留かけて、リリースされるのが7月くらい。夏がいちばんその年の新しいものがはいってきている。
(そして難しいのは端境期。欠品することもある。もちろん)
センチフォリアは予約しないと買えない。ダマスクより生産量が少ない。
ローズは1年に1回だけ! と決めて蒸留しているところもあれば、フレッシュが欠品したらドライをつかって蒸留しているところもある。(もちろん香りが違う)
国産のジャーマンカモミール。いまはいちばんよろしくない。(っていったら売れなくなるな)
いちばんよい香りのものが入手できるのは6月7月。生のものを蒸留かけているから。
この季節のものは、ドライのものを蒸留していたりして、香りが6月7月のものとはちと違う。
柑橘ハイドロは足が速い。さっと香りが去っていってしまう。
花の時期ががちっと決まっているものもあれば、年中無休でとれるものもある。
なので、天然物は難しい。同じ名前、同じものを同じようにつくっても、季節や環境や条件によって違うものができてくる。
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