という記事を以前にかきました。
それについての関連記事です。
寝かせるもの、寝かせないものなどハイドロによって違いがあるのだけど、それはなぜでしょうか? と質問した回答をいただきました。
樹万倍の川上農学博士からです。
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レモンリーフとか柑橘の葉は、成葉は一年を通じてあまり香りが変わらないので、 水の出来で収穫期を決めるというよりは、剪定後の葉を回収して、利用しているという感じかな。花の前に剪定するから今頃から5月のものになります。 搾った直後はなんかゴム臭い嫌な香りが勝ってしまい、 2~3ヶ月熟成させると、いやな香りが抜けて良いにおいになります。 ケンチやダマスクは生花を大量に単蒸留にして、なおかつ浸漬蒸留してやると 饐えた香りがでなく出来ます。 ソックスレー型で連続蒸留し滞留濃縮エキスで蒸留すると、饐えた焦げのような臭いが残るので、2ヶ月ほど寝かせます。製造方法の違いかなと思います。
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と、いうこと。
つまり、ローズハイドロが「エッセンスをとったあとの副産物」であるとすると、みなさんがお感じになっている「すえた」香りがします。
イランの蒸留のハイドロがその香りがしないのは、浸漬蒸留のため。
↑これ。
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